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異形ミラーの作り方

異形ミラーの作り方

結論 異形ミラーを美しく・安全に仕上げるための最重要ポイント

異形ミラー(丸型、アーチ型、変形カットなど)を美しく、安全に仕上げるための最重要ポイントは「正確なNCデータの作成」「設置場所に合わせた適切な厚み・エッジ加工の選択」です。
四角形と異なり、ミリ単位の歪みが施工不良に直結するため、手書きのイラストや図面写真からIllustrator等を用いて精密な図面データを起こし、NC加工機へ連携するプロセスが必須となります。

よくある失敗例

失敗例1:手書きのイメージだけで発注し、実際の曲線がイメージと違ってしまった

【対策】 加工場側でイラストや図面写真を基にIllustratorで正確な図面を起こし、事前に形状の最終確認を行うことでミスマッチを防ぎます。

失敗例2:壁面に貼った際、湾曲して映りが歪んでしまった

【対策】 異形カットはガラスの歪みが出やすいため、3mm厚ではなく5mm厚以上の鏡を選択してください。

異形オーダーミラーのポイント

項目 内容
推奨厚み 5mm(歪み防止・強度確保のため必須)
推奨加工 糸面取り加工、または意匠性を高める面取り加工(10mm〜15mm幅)
サイズ目安 最小 100mm × 100mm 〜 最大 1000mm × 1800mm ※形状にもよる
納期目安 図面データ・NCデータ確定後、約10〜14営業日(NC作製工程による)
費用感 四角形ミラーの約1.5倍〜2倍(形状の複雑さ、データ化の工数による)
エントランスに設置された美しい八角形オーダーミラー

なぜその仕様になるのか(4つの観点)

強度 破損リスクの軽減

変形ラインは応力が集中しやすいため、5mm厚未満では加工時・施工時に破損リスクが跳ね上がります。

安全性 安全な手触りの確保

エッジをむき出しで使うことが多いため、手触りを滑らかにする加工が不可欠です。

見え方 像の美しさを保持

変形鏡は中央部と端部で歪みを感じやすいため、5mm厚で剛性を確保し像の美しさを保ちます。

施工性 確実な施工サポート

十分な厚みがあれば、吸盤などの施工治具をしっかりと吸着させられ、安全に設置できます。

サイズの決め方・おすすめ寸法

設置壁面の有効寸法から、上下左右に「マイナス5mm」のクリアランス(隙間)を見てください。
特にアーチ型や丸型をニッチ(壁の窪み)に埋め込む場合、壁自体の歪みで入らなくなるリスクがあるため、余裕を持ったサイズ設計が必須です。

洗面用のおすすめ: 横幅600mm × 縦幅900mm のアーチ型が最もバランス良く視認性を確保できます。

加工方法の種類

  • ・糸面加工:
    鏡の端面を非常に細く削り、手が切れないようにする標準加工です。枠に収める場合に適しています。
  • ・面取り加工:
    鏡のフチを斜めに広く(10mm〜15mm幅)磨き上げる加工です。高級感が出て、フレームレスで設置する異形ミラーに最適です。
  • ・飛散防止加工:
    鏡の裏面にフィルムを貼る加工です。万が一の破損時に破片が飛び散るのを防ぎます。
  • ・防湿加工(耐食加工):
    鏡の裏面や切断面に防湿塗料を塗布します。洗面所や水回りに異形ミラーを設置する際は必須です。
エントランスに設置された美しい八角形オーダーミラー
エントランスに設置された美しい八角形オーダーミラー

実際の製作事例(一次情報)

事例1:アパレルショップの試着室(変形ウェーブミラー)

デザイナーのイラスト写真を基にIllustratorで図面化。横800mm×縦1800mm(5mm厚、糸面加工、飛散防止)をNCで精密カットし、壁面デザインと完全に調和させました。

事例2:分譲マンションの洗面台(上部アーチ型ミラー)

手書き図面からNCデータをシームレスに作成。横600mm×縦1000mm(5mm厚、全周10mm面取り加工、防湿加工)で、ホテルのような洗練された空間を実現しました。

よくある質問(FAQ)

Q. 手書きのイラストや写真からでも製作は可能ですか?
A. はい、可能です。お送りいただいたイラストや図面写真を基に、弊社でIllustratorを使用して正確な図面データを作成します。その後、NC加工機用のNCデータに変換して精密に切り出します。
Q. 円形やアーチ型以外の、完全に自由なオリジナル形状も作れますか?
A. 可能です。波型や多角形のような複雑な形状でも、イラストや寸法指示があればデータ化して対応できます。事前に作成した図面データを相互確認した上で加工に入ります。
※ただし、鋭角すぎたりカーブがきつすぎたりすると加工ができないため、形状の調整をご提案する場合があります。
エントランスに設置された美しい八角形オーダーミラー

まとめ

異形ミラーの製作を成功させる鍵は、5mm厚を選択して歪みを防ぐこと、用途に合わせて面取りや防湿加工を選ぶこと、そしてイラストや写真から「正確なNCデータ」を起こすことです。
加工場直結だからこそ、手書きのイメージからでもミリ単位のシビアな変形カットへ精密に対応いたします。形状やサイズ設計に不安がある方は、まずは一度お気軽にご相談ください。

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