Fitting Room Mirror Guide
アパレルショップのための姿見寸法とレイアウト設計
フィッティングルーム(試着室)に設置する鏡の寸法は、「幅450mm〜600mm × 高さ1200mm〜1800mm、床からの設置高さ300mm前後」が一般的な標準スペックです。
利用者がストレスなく全身を映すためには、鏡自体の寸法だけでなく「設置位置(高さ)」と「鏡からの距離(試着室の広さ)」のバランスが重要になります。
1. 鏡(姿見)の標準寸法スペック
フィッティングルームのタイプやブランドのターゲット層に合わせて、以下のサイズが選ばれています。
| 項目 | 標準寸法 | 特徴・解説 |
|---|---|---|
| 鏡の幅 | 450mm 〜 600mm | 既製品のボックス型試着室では幅500mm前後が主流。肩幅(約400〜450mm)をカバー。高級感や車椅子対応では幅900mmも採用。 |
| 鏡の高さ | 1200mm 〜 1800mm | 全身の最低限は1200mm。靴までしっかり映す場合や高身長・外国籍顧客を想定する場合は1500mm〜1800mm(1700mm前後が一般的)が選ばれる。 |
| 鏡の厚み | 5mm | 商業施設やアパレル店舗では「厚み5mm」が鉄則。薄い鏡は歪みを生じさせ、「太って見える」原因となり購入率低下を招く。 |
2. 重要:設置位置(床からの高さ)
床からの離し寸法:300mm 〜 400mm
人間の目線から足元(靴)までを映す光学的な計算上、鏡の下端は床から30cmほど浮かせても問題ありません。また、床に密着させると試着時に靴や足が当たって鏡が汚れたり破損したりするリスクが高まるため、少し浮かせて設置するのがセオリーです。
3. 試着室の広さ(奥行き)との関係
鏡に全身を映し出すには、「鏡から人間までの距離(引き)」が必要です。試着室が狭すぎると、鏡のサイズが大きくても全身が画角に収まりません。
* 一般的な試着室の内寸: 幅900mm〜1000mm × 奥行き900mm〜1000mm 程度
* 推奨の広さ: 1名利用の場合、ストレスなく着替えと全身チェックを行うには1200mm×1200mm以上が理想。
* 狭小スペースの対策: 奥行きが900mm以下の場合は、鏡の高さを1500mm以上に伸ばすなどの微調整が必要です。
* 推奨の広さ: 1名利用の場合、ストレスなく着替えと全身チェックを行うには1200mm×1200mm以上が理想。
* 狭小スペースの対策: 奥行きが900mm以下の場合は、鏡の高さを1500mm以上に伸ばすなどの微調整が必要です。
4. 購買率を高める工夫
・鏡の傾斜(角度)
鏡を壁にベタ付けせず、上部をわずかに(1〜2度程度)手前に傾けることで、錯覚により足が長くスタイルが良く見える効果を狙う店舗もあります。
・照明との位置関係
鏡の真上の強いダウンライトは影(クマなど)を作るため避けます。鏡の左右に縦型のスリット照明を入れるなど、手前から均一に明るく照らすのが最適です。
よくあるご質問
Q1. 全身をきれいに映すための「最低限の鏡サイズ」は?
横幅45cm以上、高さ120cm以上が目安です。光学的に「身長の半分の高さ」があれば理論上は全身が映りますが、試着室という狭い空間で一歩引いて見るゆとりを考慮すると、アパレル店舗では横幅45cm〜60cm、高さ135cm〜160cmの鏡が多く選ばれています。
Q2. 壁掛け(浮かせ置き)にする場合、どの高さに設置すればいい?
鏡の上端(てっぺん)を、床から「180cm」の高さに合わせて固定するのが最も万能です。この高さに設置すると、高さ120cmの鏡であれば「床から60cm浮いた状態」になり、身長120cmのお子様から180cmの大人まで、全員が頭から足元までしっかりと全身を映すことができます。
Q3. 床から天井まで(または床から直接)鏡を貼る場合の定番サイズは?
市販のフィッティングルーム什器では「横幅35cm〜45cm × 高さ160cm〜170cm」の鏡が標準装備されていることが多いです。床から直接立ち上げる場合や、より高級感・開放感を出したいサロン等では、背の高い男性でも窮屈感がないように高さ180cmの大型サイズをオーダーで導入するケースも増えています。
Q4. 試着室そのものの広さと、鏡のサイズの関係性は?
一般的な試着室は「90cm四方(内寸)」が主流です。この狭い空間で鏡との距離が近くなるため、鏡の横幅が30cm以下と狭すぎると、圧迫感が出たり自分の体がはみ出て見えたりします。そのため、試着室が狭いときほど、横幅45cm以上を確保して広く見せる工夫が効果的です。
※なお、下着専門店のフィッティングルームは採寸やスタッフの同伴を想定するため、一回り広い「内寸115cm〜120cm四方」で設計されるのが一般的です。
※なお、下着専門店のフィッティングルームは採寸やスタッフの同伴を想定するため、一回り広い「内寸115cm〜120cm四方」で設計されるのが一般的です。
Q5. 車椅子対応(バリアフリー)の試着室の鏡サイズは?
横幅80cm以上、高さ140cm以上的鏡を「床から40cm」の高さに設置します。車椅子に乗ったままだと目線が「約100cm〜120cm」と低くなるため、一般的な壁掛け鏡(床から60cm浮き)だと足元や顔が見えなくなります。座ったままでも全身が映るよう、低い位置から始まる幅広の鏡が必要です。
📖まとめ
試着室全体の広さ(奥行き)が足りないと、鏡が大きくても全身が映りません。お客様が鏡から最低でも1m〜1.2mは離れられる奥行きを確保してください。
会社概要
| 会社名 | 有限会社 村松鏡店 |
|---|---|
| 所在地 | 〒426-0003 静岡県藤枝市下当間688-2 |
| 電話番号 | 054-643-7102 |
| メール | info@muramatsu-kagami.com |
| 営業時間 | 平日 8:30 〜 17:30 |



