オーダーミラーと既製品の最大の違いは、「空間への完全な最適化」ができるか否かです。
既製品は低コスト・短納期ですがサイズや機能の妥協が必要です。
一方、オーダーミラーはミリ単位のサイズ指定、
用途に応じた厚み・加工(防湿・飛散防止等)を選択でき、
長期的な安全性と意匠性を両立できます。
オーダーミラーの仕様・ポイント
| 項目 | 仕様・基準 |
|---|---|
| 推奨厚み | ・小〜中サイズ:3mm〜5mm ・大型(壁掛け・ジム・連貼り):5mm以上(歪み防止) |
| 推奨加工 | ・露出小口:磨き加工 ・水回り:防湿加工 ・安全対策:飛散防止フィルム |
| サイズ目安 | ・玄関姿見:幅450〜600mm × 高さ1500〜1800mm ・洗面台:設置壁面幅 × 高さ900〜1000mm |
| 納期目安 | ご注文・お支払い確定後、約3〜14営業日(加工内容による) |
| 費用感 | 既製品の約1.5〜3倍(サイズ・ガラス厚・エッジ加工により変動) |
なぜその仕様になるのか
強度・安全 強度と安全性
映像の正確性 見え方(映像の歪み)
確実な施工 施工性
サイズの決め方・おすすめ寸法
玄関・クローゼット 姿見(全身鏡)の選定基準
● おすすめ寸法:幅 450mm × 高さ 1,800mm
人が鏡から1m〜1.5m離れた位置で、全身を映すには「身長の半分の高さ」が必要です。幅は肩幅(約400〜450mm)をしっかりとカバーできるよう、450mm以上を推奨します。
洗面空間 洗面台ミラーの選定基準
● おすすめ寸法:洗面台のカウンター幅に合わせる × 高さ 1,000mm
日々の水跳ねを考慮し、カウンターから150〜200mm上げた位置を起点とします。そこから天井または幕板の手前まで鏡を伸ばすことで、縦のラインが強調され、空間をより広く見せることができます。
加工方法の種類
枠なし必須 糸面加工
高級感 面取り(広面)加工
安全対策 飛散防止テープ・フィルム貼り
水回り必須 防湿(耐食)加工
よくある失敗例
失敗例 1 洗面所に防湿なし鏡を設置し、数年で端が黒く変色した
【対策】
水回りや湿気の多い場所には、必ず「防湿(耐食)加工」を指定してください。一度内部の銀が酸化して変色(シケ)してしまうと、表面をいくら拭いても元に戻すことはできません。失敗例 2 コスト削減のため大判ミラーを3mm厚にしたら、映りがぐにゃぐにゃに歪んだ
【対策】
鏡のサイズが大きくなるほど、薄いガラスは歪みが出やすくなります。縦横どちらかが1,000mmを超える場合は、5mm厚を選択するのが鉄則です。失敗例 3 壁のコンセントプレートの位置を計算に入れておらず、鏡が干渉して取り付けられなかった
【対策】
事前に壁面全体の寸法だけでなく、障害物の位置を細かく測定する必要があります。コンセントやスイッチが被る場合は、オーダー時にあらかじめ「穴あけ・切り欠き加工」を依頼しておきましょう。実際の製作事例
事例 1 洗面台へのジャストサイズミラー設置
・サイズ:幅 500mm × 高さ 600mm(厚み5mm)
・加工:全周磨き加工、四方防湿(耐食)加工
事例 2 マンション玄関へのスリムな姿見ミラー設置
・サイズ:幅 450mm × 高さ 1,800mm(厚み5mm)
・加工:全周面取り加工、裏面飛散防止フィルム貼り
事例 3 店舗・スタジオの大型連張り壁面ミラー施工
・サイズ:幅 1,800mm × 高さ 1,800mm(厚み5mm) ※幅900mm×2枚の連張り仕様
・加工:全周磨き加工、裏面飛散防止フィルム貼り
よくある質問(FAQ)
Q1 オーダーミラーはDIYで取り付けられますか?
Q2 既製品の鏡を買って、自分でカットすることはできますか?
Q3 注文から届くまで、なぜ2週間近くかかるのですか?
Q4 「シケ(黒いシミ)」ができてしまった鏡は修理できますか?
Q5 賃貸物件でもオーダーミラーを取り付ける方法はありますか?
まとめ
既製品とオーダーミラーの違い
既製品の鏡は「手軽さ」がメリットですが、空間へのフィット感や耐久性には限界があります。
オーダーミラーであれば、空間の制約をクリアし、安全性を担保した最適な仕様(厚み・加工)で仕立てることが可能です。
長期的な視点で、映りの美しさと空間のクオリティを担保したい場合は、オーダーミラーの選択を強く推奨します。
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