静岡の鏡加工場から、職人・手磨きの鏡をお届けします。

図面からミラーを発注する方法

建築図面や什器図面からオーダーミラーを発注する際、
どの情報をどのように加工場へ伝えればよいか迷うケースは少なくありません。
図面からの発注では、仕上がり寸法だけでなく、正確なガラスの仕様や加工内容、
さらには施工現場の環境に合わせた事前の取り決めが、
スムーズな製作とトラブル防止の鍵となります。

CONCLUSION 図面発注の本質

図面からのミラー発注は
「正確な実寸化」と「加工指示」
明確なドキュメント化が不可欠

図面通りにミラーを製作する場合、単に図面を送るだけでなく、
加工場が迷わずラインを動かせるよう「最終製品寸法(ミリ単位)」と「エッジ処理・背面加工」の意図を明確に読み取れる状態にすることが最大の核心となります。

図面から発注するオーダーミラーのポイント

発注項目 加工場推奨内容・目安
推奨厚み 5mm(図面指示がない場合でも、大型ミラーでは歪みを防ぐ標準厚)
推奨加工 切断面の糸面・面取り指示
サイズ目安 図面の有効開口からマイナス数ミリの逃げ(チリ)を考慮したミリ指定
納期目安 図面確定・仕様および寸法合意後、約3日〜2週間
費用感 図面からの見積算出:1平米あたり約20,000円〜45,000円(図面トレース費別)

なぜその仕様(発注手順)になるのか

強度 ガラス厚みの再確認が必須な理由

図面上で「鏡貼り」としか記載がない場合でも、ガラスの自重や下地たわみによる映像の歪みを防ぐため、
加工場では強度に優れた5mm厚以上への仕様変更をご提案・確認させていただきます。

安全性 図面段階での裏面処理指示

万が一の破損時にガラス片が脱落・飛散することを防ぐため、図面から製造ラインへ回す前に飛散防止フィルム貼付の有無を明確に指示し、安全基準を満たす仕様へと確定させます。

見え方 一般ガラスミラーの映り込みと下地の影響

図面仕様で一般的な透明ガラスベースのミラーが指定されている場合、ガラス自体の厚み(5mm)を確保することで最低限の平滑性は維持されますが、意匠性を担保するためにはガラスの等級よりも壁面下地(合板等)の不陸調整が映り込みの精度を大きく左右します。

施工性 クリアランス(逃げ代)の計算

図面の壁面寸法ピッタリで製作すると現場で嵌まらないリスクがあるため、四方に2〜3mm程度の適切なクリアランスを設ける現場施工性を考慮した寸法調整が不可欠となります。

図面からのサイズの決め方・おすすめ寸法

寸法設計:図面有効開口からの逆算

図面からミラーサイズを決める際は、躯体や枠の「内寸(有効寸法)」を基準にします。例えば図面上幅900mm×高さ1800mmのスペースであれば、施工誤差や壁面の歪みを確実に吸収するために各辺マイナス2.5mm程度のクリアランスを設け、幅895mm×高さ1795mmの寸法で発注するのが鉄則です。

加工方法の種類と図面指示

糸面加工(切断面の安全処理指示)

図面で枠内にミラーが隠れる場合や、突き合わせ施工を行う箇所に指示する、ガラスエッジを滑らかに落とす基本切削加工です。

面取り加工(意匠面の手前に削りを入れる装飾)

図面上でミラーの端部が露出するデザインの際、10mm〜25mm程度の傾斜カットを指示し、高級感と立体感を演出する装飾加工です。

飛散防止フィルム(特記仕様書への記載項目)

図面の特記仕様に準じ、ミラー背面に粘着フィルムを密着させ、衝撃時のガラス破片の脱落・飛散を防止する加工です。

防湿加工(水回り周辺図面への必須指定)

洗面所やトイレなどの洗面図面に記載されたミラーに対し、エッジ裏面からの湿気浸入による黒錆(シケ)をブロックする処理です。
図面から起こすオーダーミラー製作仕様

よくある失敗例

失敗例 1 平面図の寸法そのままのサイズで発注

【原因と対策】

原因:図面に描かれた壁面寸法とまったく同寸でミラーを加工場に発注した。
対策:実際の現場壁面には数ミリの歪みや施工誤差があるため、必ず現地で有効内寸を実測(野帳合わせ)するか、図面寸法から数ミリの逃げ代を引いた寸法で発注してください。

失敗例 2 コンセント穴や開口位置の指示漏れ

【原因と対策】

原因:壁面の意匠図だけを送り、コンセントやスイッチボックスの干渉穴指示を忘れた。
対策:ガラスミラーは出荷後の現地穴あけ加工が一切不可能です。必ず図面段階でくり抜き・開口のセンター位置と寸法を明記して発注してください。

実際の製作事例

導入事例 設計図面から展開したオフィスの姿見連貼り施工

オフィスのエントランス設計図面(DXFデータ)をベースにしたミラー発注事例です。元図面の壁面寸法から加工場にて「製品用バラ図」を作成し、幅1000mm×高さ2100mm(厚み5mm)のミラー4枚へ正確に分割・実寸化しました。図面に指示のなかったクリアランス(各辺2mmマイナス)と背面の飛散防止加工を当加工場からご提案・追加し、現場へ直納。寸法のズレなく一発で綺麗に収まりました。

よくある質問(FAQ)

Q 手書きのラフ図面やPDFからでも見積・発注は可能ですか?

A. はい、可能です。CADデータ(dxf/dwg)だけでなく、寸法が明記された手書きのスケッチやPDF図面を送っていただければ、加工場側で内容を読み取り、正式な製品仕様へと落とし込んでお見積もりいたします。

Q 図面確定から出荷までの納期はどれくらいですか?

A. 図面の寸法・仕様がすべて確定(合意)した日を起算日として、約7日〜2週間程度で加工ラインより出荷可能です。変形カットや特殊な穴あけ加工がある場合は、事前にお打合せさせてください。

まとめ:図面からミラーを発注する方法

図面からのオーダーミラー発注を成功させるには、現場の施工誤差を見込んだクリアランス調整と、エッジ加工や裏面フィルムといった目に見えない仕様の明確化が鍵となります。図面の意図を正しく読み解き、加工場直結の確実な実寸仕様に落とし込むことで、現場トラブルのない高品質なガラスミラーをお届けできます。

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この図面の仕様だといくら?現在の加工場ラインの状況を確認いたします

当加工場では、お手持ちの設計図面や仕様書に応じた正確な製品お見積もり、最短納期の算出、施工に必要な副資材のセット提案をリアルタイムで受け付けております。図面データの添付・ご相談もプロが親身に対応いたします。