静岡の鏡加工場から、職人・手磨きの鏡をお届けします。

美容室ミラー おすすめ寸法とレイアウトのコツ

〜使いやすい寸法、高さバランス、およびレイアウトの注意点〜

美容室のセット面(施術席)に設置するミラーの標準サイズは、
横幅60cm~90cm、高さ100cm~150cmです。

お客様の頭から胸元までが無理なく映り、美容師がカットやカラーのバランスを確認しやすい寸法を基準に、店舗のコンセプトに合わせて設計します。

美容室のセット面ミラーの高さは、「お客様が座ったときの目線の高さ」と「美容師が立ったときの目線の高さ」の両方をカバーするように決めるのが鉄則です。

■ 鏡本体の標準サイズ(形状別)

🔲 四角形:W60cm~90cm × H100cm~150cm
最もポピュラーなサイズです。横幅が80cm~90cmあると、お客様の肩幅よりも広くなるため空間に高級感とゆとりが生まれます。狭小店舗で席数を多く確保したい場合は、コンパクトな横幅60cmが選ばれます。
⭕ 丸型・楕円型:直径80cm~100cm前後
柔らかくおしゃれな雰囲気を演出できます。四角形に比べて角がない分、映る範囲が少し狭くなるため、やや大きめのサイズを選ぶのが主流です。また、中心位置の正確な微調整が求められます。
🪞 全身鏡(姿見):横幅80cm前後 × 高さ160cm~180cm以上
床から立ち上げる大型のミラーです。ヘアスタイルだけでなく、お客様の全体のファッションや背丈とのバランスを確認するのに適しており、客単価高めのサロンで好まれます。

■ ミラーの高さを決める3つの基準

1. 鏡の中心の高さ:床から110cm〜120cm お客様が椅子に座った際、正面を向いたときの「目線の高さ」に鏡の中心を合わせるのが最も美しいバランスです。一般的なセットチェアの座面高(45cm〜55cm)に人が座ると、目の高さは床からおよそ110cm〜115cmになります。
2. 鏡の下端の高さ:床から70cm〜80cm これより低すぎるとお客様の足元まで映ってしまい、リラックスしにくくなります。胸元からお腹あたりまでが綺麗に映るこの高さがベストです。
3. 鏡の上端の高さ:床から170cm〜180cm以上 立って施術を行う美容師が、お客様の頭の先やヘアスタイル全体のバランスを上から見下ろして確認するために、上端には十分な高さが必要です。

■ 設置時の重要な注意点

⚠️ シャンプー椅子や他什器との干渉に注意
セットチェアの昇降範囲や、お客様が足を組んだときにミラーやカウンターにぶつからないか、前後の動線も合わせてシミュレーションしておきましょう。

■ 高さを決める際の見落としがちなチェックポイント

✔️ 椅子の昇降幅を確認する セットチェアは油圧で上下に10cm〜15cmほど動きます。最も高く上げたときと、最も低く下げたときの両方で、お客様の頭や胸元が鏡からはみ出さないかシミュレーションしてください。
✔️ シャンプー台兼用(ブースタイプ)の椅子は高めにする タカラベルモント等の「リアシャンプーと兼用できるセットチェア」は、通常の椅子よりも座面が高く設計されていることが多いです。その場合は、鏡の全体位置を5cm〜10cmほど高めにシフトする必要があります。
✔️ ミニマルな「丸型ミラー」は位置合わせがシビア 長方形の鏡に比べて、丸型や楕円型は上下の面積が狭くなります。そのため、中心を「床から115cm」に正確に合わせないと、背の高いお客様の頭が切れたり、背の低いお客様の胸元が見えなくなったりするので注意が必要です。

よくあるご質問

Q. 床から鏡の「下端」は何センチにすればいい?
A.

床から60cm〜70cmの間が最適です。
理由:お客様がセット椅子の最も低い位置に座ったときでも、胸元や手元までしっかり映ようにするためです。
注意点:75cm以上と高すぎる位置にすると、背の低いお客様や、椅子を下げた際にあごの下や胸元が隠れてしまい、カットやカラーの確認がしづらくなります。

Q. 鏡自体の「高さ(縦の長さ)」の目安は?
A.

壁掛けタイプであれば「100cm〜150cm」が目安です。
高さ100cmは顔から胸元、カット中の手元までを十分にカバーできるコンパクトなサイズです。高さ150cm以上(または床までの全身鏡)だと髪型だけでなく、全体の服装や体型とのバランス(トータルコーディネート)を確認しやすくなり、高級感や開放感も生まれます。

Q. 円形(丸型)のミラーを選ぶ場合の高さの決め方は?
A.

鏡の中心が「床から140cm〜150cm」の位置、または「座ったときの顔の高さ」にくるように設置します。
丸ミラーは四角い鏡に比べて上下の視界が狭まりやすいため、中心が目線からズレると頭の先や胸元が切れてしまいます。お客様の平均的な座面目線に中心を合わせる必要があります。

Q. 鏡の「横幅」はどのくらい必要?
A.

1席あたり「60cm〜90cm」が理想です。
幅60cmは半個室や席の間隔が狭いサロンに有効で、ワゴンやドライヤーとの干渉を防げます。
幅90cmは左右の手元まで広く見渡せるため、スタイリストがカラー塗布や左右のバランスを確認しやすくなります。

Q. 鏡を設置するときに、高さ以外で失敗しやすいポイントは?
A.

「照明の映り込み」と「セット椅子との距離」です。
鏡の正面や真上に強い光があると、鏡に反射して(グレア現象)お客様の目が疲れてしまいます。ミラーの左右に縦型照明を配置するか、間接照明にするのがコツです。鏡からセット椅子までは約1m〜1.2m空けるのが適切です。近すぎると全体のバランスが見えず、遠すぎると細かい毛先が見えなくなります。また、椅子を回転させたときに鏡やアームがぶつからないよう、ゆとりを持たせましょう。

📖まとめ


鏡のすぐ横にドライヤーを掛ける場合、鏡の幅が広すぎるとドライヤーが鏡にカツカツと当たって傷の原因になります。鏡の端からコンセントまでは最低でも15cm〜20cmの余白を作りましょう。

会社概要

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