静岡の鏡加工場から、職人・手磨きの鏡をお届けします。

Craftsmanship & Details

How a Mirror is Made

鏡ができるまでの製造工程

工程 詳細内容
1. ガラスの洗浄 板ガラスを搬入後、回転ブラシと研磨剤を使用して表面の汚れや油分を徹底的に除去します。この洗浄が不十分だと曇りや腐食の原因となります。
2. スズ引き 洗浄後のガラス表面に塩化スズ溶液を塗布します。銀とガラスを結合させる「架け橋」となり、銀の層を強固に定着させます。
3. 銀引き(鏡面形成) 銀アンモニア錯塩溶液と還元剤を混合し吹き付けます。化学反応により純銀の結晶膜が析出し、鮮明な鏡面が形成されます。
4. 銅引き&保護塗装 銀膜を酸化から守るため銅膜を重ね、さらに耐湿性に優れた特殊保護塗料を塗り重ねてガード層を作ります。
5. 焼き付け・洗浄 加熱炉で塗膜を熱硬化させ密着させた後、余分な薬品を純水で念入りに洗浄します。
6. 完成 完全に乾いたら完成です。
製造工程イメージ

加工〜出荷までの工程

工程 詳細内容
1. 切断 自動切断機を使用して用途に合わせたサイズに切り出します。
2. フチ加工 糸面加工や面取加工を行い、安全かつ美しく磨き上げます。
3. 特殊加工 防湿加工や飛散防止フィルムの貼り付けなど、用途に応じた機能を追加します。
4. 洗浄・検品・梱包 厳格な検品を行い、品質確認後に安全に梱包して出荷されます。
背景1 背景2

よくあるご質問

A. 基本的な成分は同じですが、鏡用にはより「歪み(ひずみ)がない平らなガラス」が選ばれます。ガラスにわずかでも凹凸や厚みのムラがあると、鏡になったときに景色が歪んで映ってしまいます。そのため、現代の鏡には「フロート板ガラス」という、溶かした金属の上で平らに固められた、極めて平滑度の高い高品質なガラスが使われます。

A. 「銀鏡反応(ぎんきょうはんのう)」という化学反応が起きています。透明なガラスに「硝酸銀」を含んだ薬品の液を吹き付けると、薬品の中に溶けていた銀の原子が、ガラスの表面に一瞬でピタッと析出(付着)します。工場では、この瞬間に無色透明だったガラスが、一瞬でピカピカ輝く鏡の板へと姿を変えます。

A. 1ミリの1万分の1(約0.1ミクロン)という、目に見えないほど極薄の膜です。これほど薄くても、光をほぼ100%跳ね返すことができます。ただし、非常にデリケートで爪で少しこするだけで簡単に剥がれてしまうため、工場では銀引きをした直後に、すぐに保護用の金属やペンキを重ねてガードします。

A. 銀の層がサビて(酸化して)黒くなるのを防ぐためです。銀は空気や水分に触れるとすぐに黒く変色してしまう性質があります。それを防ぐ「バリア」の役割として、銀のすぐ後ろに薄い銅の膜をコーティングします。最近の最新工場では、環境への配慮から銅を使わずに特殊な保護剤で代用する「ノンドライ(銅フリー)ミラー」の製造も増えています。

A. 最新の自動化ラインであれば、ガラスの洗浄から鏡の完成まで数分から10分程度です。工場の生産ラインは長さが100メートル以上ある巨大なベルトコンベアになっており、ガラスが一度も止まることなく、洗浄・銀引き・銅引き・塗装・乾燥までノンストップで進んでいきます。

📖まとめ


姿見などを買うときは、鏡の前に立ち、少し首を左右に振りながら一歩後ろに下がってみてください。安価な薄いガラス(2〜3mm厚)やプラスチック製の鏡は、景色がグニャッと歪みます。店舗やリビングでプロが使うのは、歪みが極めて少ない「5mm厚」以上のフロートガラスで作られた鏡です。

会社概要

会社名 有限会社 村松鏡店
所在地 〒426-0003 静岡県藤枝市下当間688-2
電話番号 054-643-7102
メール info@muramatsu-kagami.com
営業時間 平日 8:30 〜 17:30
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