糸面加工とは
切りっぱなしの鋭利な鏡の切断面(小口)の角を1~1.5mm程度ごくわずかに削り、手が切れないように滑らかにする安全処理のことです。糸のように細く面を取ることから「糸面」と呼ばれ、怪我防止や強度を高める目的で多くの板ガラスや鏡に施される最も基本的で安価な加工方法です。
主な目的と用途
安全性(怪我の防止)
製造直後の鏡の端はナイフのように鋭く、触ると大けがをする危険がありますが、糸面加工により安全に扱えるようになります。
強度の向上
エッジの微細なバリや欠けを取り除くことで、衝撃による端からの破損(熱割れや边缘欠け)を軽減します。
設置スタイル別の選び方
ノンフレームで壁掛けするなら
「糸面加工」がおすすめ
- 切断面が鏡と同化して透明感が出る
- 高級感のあるインテリアになる
- 断面が研磨され、掃除の際もタオルが引っかからない
枠やフレームに入れるなら
「糸面加工もしくは切りっぱなし」
木枠やフレームにはめ込む場合は断面が見えなくなるため、コストを抑えた仕様がおすすめです。
洗面所(水回り)
水や洗剤の飛び散り、湿気が多いため、防湿性能と頑丈さが最重要です。
おすすめの仕様: 厚さ 5mm + 糸面加工(防湿加工付き)
3mm厚は湿気による温度変化で歪みやすいため、洗面台には5mm厚が必須です。湿気による「シケ(サビ)」を防ぐため、必ず防湿加工(耐食鏡)を選んでください。
取付方法: ミラーマット(両面テープ) + 速乾ボンド + 上下の金物
玄関(姿見・全身鏡)
お出かけ前の身だしなみチェック用として、歪みがなく高級感のある見た目が求められます。
おすすめの仕様: 厚さ 5mm + 糸面加工(または 5mm~9mm巾の面取加工)
高さ150cm以上で3mm厚を使うとたわみで像が歪みます。エッジが輝く「糸面磨き」や「幅広面取り」が見栄えします。
取付方法: ミラーマット + 速乾ボンド + 上下の金物
クローゼット(扉の裏や内部)
扉の開け閉めによる衝撃があるため、軽量さと割れたときの安全性がポイントです。
おすすめの仕様: 厚さ 3mm + 糸面磨き加工(飛散防止フィルム貼り)
5mm厚だと重すぎて蝶番が傷む原因になります。万が一のときに破片が飛び散らない飛散防止フィルムがおすすめです。
取付方法: クローゼット扉の裏面に、ミラーマット + 速乾ボンド + シリコンコーク
よくあるご質問
手切れ防止(糸面取り): 砥石で削っただけの状態です。加工面は白っぽくザラザラしています。主に鏡のフチが枠に隠れる場合に使われます。
糸面磨き(小口磨き): 削った部分をさらに磨き、ツヤを出して透明感を持たせる加工です。鏡の断面がそのまま露出する「フレームなしの壁掛け鏡」などに適しています。
糸面加工: 安全確保が目的のため、削る幅はわずか1〜1.5mm程度です。すっきりとしたシンプルな見た目になります。
幅広面磨き: デザイン性を高める目的で、フチを3mm〜30mmと広く斜めにカットします。光が反射して額縁のような輝きが生まれ、エレガントで高級な雰囲気になります。
📖まとめ
フチの色味(緑色)を消して完全にクリアに見せたい場合は、鉄分を極限まで減らした「高透過ガラス」で作られた鏡を選ぶと、断面も白く透明になります。
会社概要
| 会社名 | 有限会社 村松鏡店 |
|---|---|
| 所在地 | 〒426-0003 静岡県藤枝市下当間688-2 |
| 電話番号 | 054-643-7102 |
| メール | info@muramatsu-kagami.com |
| 営業時間 | 平日 8:30 〜 17:30 |



